登山にも
夜間登山(ナイトハイク)と呼ばれるものがあります。
文字通り夜中に登山をするのですが、それをナイトハイク、またはナイトハイキングといいます。
登山は明るいうちにやるというイメージがあるかもしれません。
夜間登山(ナイトハイク)は、夜に山の中に入り登山をするというものですが、夜間登山(ナイトハイク)の魅力とはどのようなものなのか?
夜間登山(ナイトハイク)でしかできないこと
夜間登山の魅力といえば昼間では見れない景色。都市から遠く離れた場所から見える夜の光というのはそれは、美しく、そのまま朝を待てば、きれいな朝焼けを見ることができます。
山頂から見る朝焼けは、空気が澄み渡っており、いつもより綺麗に見れます。
暗い山道を歩くのははっきり言って危険で、恐怖ですが、普段考えないようなこと。気づかないようなことなど、自分を見つめ直すにはいい方法なのではないでしょうか。
夜間登山(ナイトハイク)をする際の注意点
夜間登山(ナイトハイク)は、明るいうちに行う登山とは違い、日光がない夜間に行います。
暗闇の中を歩くやめ、昼間と同じように登ることは無理です。
見通しが悪く、周りは完全に暗闇で、街灯もありません。
昼間の登山を登ったことがあれば、命の危険があり、標高1,000メートルに満たない低山では、滑落すれば十分に命を落とす可能性もあります。
夜間登山(ナイトハイク)に行く場合、登る山を決めないといけません。
選ぶポイントは
・登り慣れている山
・低山
・都市から近い山
この3つですが、遭難することも十分考えられので、道を熟知した登り慣れている山を選ぶといいです。
低山を選ぶ場合、夏なら山の中は寒く、登るのは夜なので、標高が高いと余計に寒いです。
登っている最中は汗をかいて体温が上がり、休憩のために立ち止まると一気に冷えて体力が奪われるので最初は、体温調節に慣れていなければ低い山に登るほうがいいでしょう。
都市から近い山を選んだほうがいいです。夜景を見るためですが、それ以外にも、遭難や滑落して動けなくなってしまったときに助かる可能性が高いからです。
気を付けたいことは
・1人で行かず誰かと一緒に行く
・冬場は避ける
・近隣住民の迷惑にならないようにすること
必ず、誰かと一緒に行くようにする。暗闇なので、怖いし、誰かがいないと心細いということがあります。ですが何かがあったら対応できて安心です。
冬場は避けるようにして下さい。というのも、動くので汗をかいたとき、登っている最中にペットボトルの水が凍ってしまうことがあるからです。
寒くて体力が奪われ、凍ってしまったペットボトルの水を毎回びっくりしながら飲むことになるので大変です。
夜中に登ることになるので、登山口周辺や、民家が近くに見えるところでは騒がないようにする。
民家にライトを向けないように配慮して行動しましょう。
夜間登山(ナイトハイク)に必要な物
・ヘッドライト
・ライト(手に持つタイプ)
・予備の電池
・スマホの充電器
・熊鈴
・行動食や非常食
・ビバークツェルト(雨具や簡易テント)
持ち物は多すぎると重くなるので、最低でもこれぐらいは用意しましょう。
ヘッドライトは、両手が空いて、手に持てるライトはヘッドライトでは照らせない場所に使います。
男性、女性の方も、登山をするときに気を付けたいことって、何と考えたら、怪我。
寒いと普段以上に電池の消耗が早くなるので、ライトの予備の電池やスマホの充電器も必ず持って行くようにして下さい。
野生動物と出会わないよう熊鈴も用意しておくといいでしょう。
行動食も要ります。
昼間では、登山はたいへんカロリーを消費するので、歩きながら食べれる物が基本となります。
食べながら登らないと、ハンガーノックと呼ばれ、シャリバテといった状態になり、最悪は、行動することができなくなります。
なぜ必要なのかというと、やむを得ず山中に留まらなければならないときのためで、とにかく食べ物がないと行動するエネルギーが無くなってしまうからです。
ビバークツェルトはシェルターといった、非常用のテントで、山の天気は変わりやすく、雨の山道は大変危険です。
一次避難のために持っていき雨具は、雨に濡れて体温が低下すると、低体温症などで最悪命の危険があります。
雨具は、防寒着を兼ねるようなタイプを選ぶといいでしょう。
道に迷ったり、鹿や猪、熊などの大型の野生動物と遭遇するかもしれません。
もしも怖いというのであれば無理をせず引き返すことも重要です。