季節により、景色が変わるので、野鳥たちの世界でも四季によってみられる種類が変わってきます。
バードウォッチングに適している時期や、写真撮影に適している時期などもあるので、それぞれ季節に合わせて楽しみ方を変えるのもありです。
夏のバードウォッチングでは
5月に入り、暑くなってきますが、夏は森や林の木が生い茂り、野鳥たちの格好の隠れ家とな、羽毛が生え変わる時期になると鳥は目立つ場所に出てこなくなります。
なので、野鳥を見つけにくくなってしまい、森を歩いていても、さえずる声は聞えるが、姿を確認することは難しいです。
夏場によく見られるのがサギ類
水辺で活発に動き回り、ダイサギ、チュウサギ、コサギなどの白いサギが水田や河川でエサを探し回ります。
オナガ
美しい優雅な尾羽を持ち、エレガントに飛び立ちますが、カラスの仲間です。
鳴き声はあまり美しくはありませんが、愛嬌がある鳥です。
夏場の服装や道具
黄色や赤などの入った服などは、実際は野鳥たちがそんなには警戒しませんが、出かける環境をイメージして、そこに溶け込むような色合いを基軸にした服装で出掛けると、思いがけず鳥が近くまで来た時に、比較的長くその場にいてくれることがあります。
長袖や長ズボンの着用するようにして下さい。
野鳥のいる環境というのは基本的に虫の多い場所なので、ウルシの仲間などで肌がかぶれる危険やトゲで怪我をすることがあるからです。
長袖長ズボンはそれを軽減できるので、真夏の暑い時期だと、夏は通気性のよい衣類で、肌を保護するようにします。
靴は基本、底のしっかりしたウォーキングシューズを履くほうがいいです。
歩き回ることを考えて、じっと待つにしても、靴底がしっかりしていることで疲れを軽減できます。
靴の中が蒸れにくい素材を使っている靴を履くようにするといいですよ。
足の疲れは、家に戻るまでの安全にもつながりますし、1000m以下の山でも足首までしっかりある靴を着用することで、捻挫など帰りの下り坂での怪我を防いでくれます。
長靴
膝下まであるゴムが厚い長靴を選ぶ。
靴下も厚手のものを履くと、足裏の負担や草やぶなどでの歩行でダメージを減らしてくれるからです。
天然ゴムの長靴でもいいのですが、経年劣化でヒビ割れやすいし、ポリ塩化ビニル製のものは丈夫ですが、低温環境には弱いです。
折り畳み傘
雨ばかりでなく、陽射しが強いときに役立つ。
上着とズボンで分離されている蒸れない素材(ゴアテックス)のものを選ぶと、夏では防寒にも役立ちます。
コンビニなどのビニール製のものやホームセンターなどで扱っているものは、歩くと汗が籠って体や衣類が濡れ、かえって体が冷えやすくなります。
イラストや写真を使った図鑑
自分にわかりやすいかどうかで選びましょう。
解説は簡潔でもイラストや写真が多いほうが理解しやすいです。
タブレット端末などでも見られるようになっていますが、野外では雨になることも多く、濡れてしまい、光の条件によっては画面が非常に見えにくいです。
バッテリー切れになるとまったく役に立たなくなるので、本を持ち歩くほうが無難です。
ノート
どんな野鳥に出会ったかを記録しておくと、次回の訪問の参考にもなります。
水筒・お弁当・お菓子類
コンビニなどでも購入できますが環境のことを考えてお弁当や水筒などは、手製のものを。
虫除け・日焼け止め
鳥の餌となる昆虫も多い場所が多く、肌の弱い方は虫除けも持って行くと便利。
種類によってはかぶれることがあるので、自分の肌に合った薬も持参しておく。
日焼けすることがあるので帽子や双眼鏡も用意。