カヌーとカヤックの違いについて。
カヌーは「元々木を刳り抜いた所謂丸木舟」でありオール=シングルブレードのパドルで漕いでいました。
何所が元祖というワケではなく。カヤックは木が生えていないエスキモーが流木や僅かな木材とアザラシの毛皮を利用して作ったクローズドカヤックが最初と言われています。
「元々木を刳(くり)抜いた所謂丸木舟」は、日本でいう和舟になります。日本では米俵を運んだように、アメリカ大陸では、カリブーやバッファローなど巨大な毛皮などを運んでいました。
カナディアンカヌーは十数メートルの長さがあり、和舟以上に幅広で、大人数で漕いでいました。
これらは、ヨーロッパでスポーツとして楽しまれるようになると競技艇規格が生まれ、競技技術と素材の進化で、今の用に小型化されました。
カヌーとカヤックの漕ぎ方

カヌーはシングルブレードで漕いで、カヤックはダブルブレードで漕ぎます。
シングルブレードは、大きなストロークで漕ぐため、膝を着いて漕ぎます。
その方が、より前方にブレードを射し込むことができるからです。
カヤックは、足を伸ばして座る姿勢で乗り込むので、左右の膝でバランスを取ることができます。
カヌーにもカバーが無く「オープンカヌー=カナディアンカヌー」といったカバー「クローズドカヌー」というものがあります。
日本では
立て膝で正座して漕ぎ「オープンカヌー=カナディアンカヌー」なので、厳密にいうとニュアンスが違うのでオープンカヌーと使うのが正しい表現になります。
カヤックにもカバーが無い「オープンカヤック」がありますが、今ではファミリーユース向けカヤックという位置づけで「レジャーカヤック」と呼ばれています。
日本に於いてのカヌーは、艇体の構造がオープンタイプの物を指していて、カヤックはクローズドタイプの物を指すことが多いです。
例外的にオープンデッキタイプやシット・オンタイプで、釣り用に作られた艇は「フィッシングカヤック」と呼ばれています。