安全で快適に登山をするには、最適な道具選びから始めます。
今回は、登山に欠かせない装備について書こうと思います。
登山の装備
肌に直接触れるアンダーシャツの素材には化学繊維と天然繊維（ウール）があって、いずれも汗冷えを防ぎ、体温を保つことができます。
アウターは、雨が降っているときはレインウエア一択でいいのですが、そうでない時はウインドシェルが蒸れにくく使いやすいです。
レインウエアは上下セパレートで、防水透湿素材のものを選びます。
透湿性がないと汗により生地の内側が結露して濡れてしまうので、春や秋などは、寒暖差が大きい時期なのでアウターとアンダーシャツの間にフリースなどの中間着を加えるようにします。
帽子
熱中症対策に必要で、標高が1,000m高くなると、紫外線量も10%アップします。
夏山だと、顔を紫外線から守るためにUVカットのものがいいですし、サングラスと併用するのがおすすめ。
容量は必要な装備の量に合わせ、選ぶときに重要なのは背面長。バックパックが自分の体に合わないと、肩や腰などの重量バランスが悪くなって負担が大きくなります。
荷重に近い荷物を入れ、背負い心地を試して選ぶといいです。
手袋
防風性があり、夏でも肌寒いときに重宝します。雨が予想されるときは、防水グローブも持って行くようにするといいです。
靴下
クッション性の高い厚手の靴下であれば長時間の歩行から足を保護するために役立ちます。
登山靴のフィッティングにも影響するので、合わせて購入するのがおすすめ。
フットウエア
ローカット・ミドルカット・ハイカットと足首周りの高さで大きく三種類に分けられ、コースや荷物量によりますが、ミドルカット以上のものがおすすめ。
雨の中を歩くこともあるので、防水のものを選びます。
足型は人によっては異なるので、フットウエアとの相性もありますが、購入時には必ず試し履きをして、歩いて違和感がないかを確認して下さい。
トレッキングブーツ
スニーカーなど町歩き用の靴だと、ソールが軟らかく踏ん張りが利かないし、足に負担がかかり疲労しやすくなります。
自分の足のサイズ、形にあったトレッキングブーツを選ぶようにします。
