夏のアウトドアにかかせないクーラーボックスですが、中の氷が解けてしまうと食べ物や飲み物がいたんでしまうなんてことも。
いたんでしまっては、アウトドアどころじゃないですよね。
そんなとき、クーラーボックスの保冷力を持続させることで、それを防ぐことができます。
持続させるに
高温のガレージや車内にクーラーボックスを保管していた場合、熱を持っているので、温かくなったクーラーボックスをそのまま使用すると、中に入れた氷や保冷剤は、熱いままのボックス内の温度を下げてしまいます。
なので、クーラーボックスはできる限り常温で保管した上で、使用前は一晩を目安に氷で予冷し
ておきます。
食材や飲み物などは
冷凍のステーキや6本セットのビールなど、ある程度の大きさを占める食べ物や飲み物の場合、先に冷蔵庫や冷凍庫で冷やしておいてからクーラーボックスに積め込むのいいです。
常温でビール6本を冷やすなら、1ポンド以上(約453g)もの氷が必要で、クーラーボックスに入れておいても、2、3日で完全に解凍します。
氷の量は多ければ多い方が良い
中に入れる氷の量は、詰め込む中身と、入れる氷の量の理想的な比率は1:2以上で、中身を詰め込んだ上に氷を掛けるだけでは、長時間冷たい状態を保つことはできません。
なので、できるだけ多くの氷を詰めるといいですよ。
詰める氷も、全部がいいわけではなく、家庭用冷凍庫でできる氷は、市販されているような専門の冷凍庫でできた氷ではないので、溶けやすいです。
家でできるキューブアイスとドライアイスをミックスしたものがおすすめ。
これを用いることで、キューブアイスがクーラーボックスの中身をすぐに冷却し、ドライアイスは長持ちするので、比較的長時間冷たい状態を保つことができるというわけです。
空いたスペースは、できる限り氷で満たすようにする。
というのも、ボックス内に余分なスペースがあると氷は空気を冷やすためにも使用されてしまうので、氷の融解が加速されます。
氷の余分な重さを避けるために、空いたスペースに新聞紙やペーパータオルを詰め込むという方法もあります
途中でクーラーボックスに溜まった水は、抜かないほうがいい
クーラーボックス内で氷が解けて生まれた水は、氷とほぼ同じくらい冷たく、残った氷を断熱するのに役立つからです。
水に濡れるのを防ぐために、食品や肉は水に強い容器に入れてから、クーラーボックスに詰め込んでおくといいです。
白色のタイプのクーラーボックスは、日光を反射する効果が期待できるし、使用時には、氷をより長く保持するためには日陰で保管するとさらに良い。
日陰がない場合は、淡い色の毛布やタオルなどでクーラーを覆うといいですよ。
暑い日にクーラーボックスを何度も開け閉めする際は注意が必要
冷たい空気が温かい空気に置き換わり、氷が溶けやすくなってしまうので、クーラーボックスを開ける回数をなるべく減らし、一度開ける際は皆が必要なものを全て取り出すようにすれば、長く冷たさを保持することができます。
常温の飲み物を素早く冷やすには、クーラーボックスに氷を入れ、氷の上に岩塩を振りかけてふたを閉じるようにして下さい。
そうすることで、溶ける氷に塩を加えると凝固点が下がり、約30分後には完全に冷えた飲み物ができあがります。